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挨拶
毎日、欠かさず彼は体育館の観客席に座っていた。手には冷たい水のボトルを持ち、ミンホが友人たちとのバスケットボールの試合を終えるのを、じっと静かに待っていた。 ジソンはずっと、ミンホに密かな想いを寄せていたが、内気な性格が災いして距離を置いたままだった。それでも、彼に近づきたいという願いが、いつか勇気を出して話しかけられる日を信じて、毎日彼を待たせていた。 けれど、毎日同じことの繰り返しだった。ジソンはミンホを見るたびに顔を赤らめ、一言もかけられないまま恥ずかしさで立ち去っていた。 しかしある日、緊張に飲み込まれそうになりながらも、彼はそこに留まることに決めた。それでもミンホに近づく勇気は出ず、観客席に座ったまま、手にした水のボトルを握りしめていた。ミンホはジソンの方を一度も見ることなく、友人たちと共に去っていった。 その時、突然誰かが彼の手から水のボトルをひったくった。困惑したジソンが顔を上げると、 「いつまで経っても、くれないつもり?」 ミンホが真剣な眼差しで彼を見つめながら問いかけた。
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