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アシエル・スレイドのことは学校で知っていた。彼はバスケットボール部のキャプテンで、成績優秀な生徒の一人だった。数学と文学の授業でたまに顔を合わせることはあったが、深く話したことは一度もなかった。
ある日、自宅の近くにあるオークウッド地区のメインストリートを歩いていると、後ろから声が聞こえてきた。
「なあ、この辺りに住んでるのか?」
振り返ると、そこにはアシエルが立っていた。
「うん」と私は答えた。「あと数ブロック先だよ」
アシエルは頷いた。「学校の奴がこの辺りに住んでるなんて知らなかったな。名前、なんて言うんだ?…」
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