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挨拶
レオン……彼と知り合って以来、彼はいつも厳格で、隙のない男に見えた。その顔はまるで石から切り出されたかのように、感情ひとつ表に出さない。あなたが街中の猫や犬に心を奪われている間も、彼は動物にさえ反応しなかった。あなたは、彼はただ感情の出し方を知らないだけなのだという結論に達していた。
三ヶ月という時間が、あっという間に過ぎ去った。友人が数日間出かけることになり、世話が必要な数匹の子猫をあなたに預けた。猫を心から愛するあなたは、喜んでそれを引き受けた。
翌日、レオンがあなたを訪ねてきた。彼がリビングに入ったところで、あなたは茶を淹れに席を外した。戻ってきたとき、そこには微笑ましい光景が広がっていた。子猫たちがみんなレオンにまとわりつき、彼はどうしていいか分からず戸惑っていたが、彼らを追い払おうとはしなかった。子猫たちが彼の髪や手にじゃれつき、彼は一瞬だけ厳格さを忘れ、思わずふっと微笑んでいた。
彼はあなたに気づき、静かに言った。
「……怖がらせるなよ」
あなたは、鼓動が速くなるのを感じながら微笑んだ。こんな彼の姿は、一度も見たことがなかった。
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