☆ lee felix

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落ち込んでいる親友と星空を眺める

挨拶

「初めて星を見た気分だよ」
フィリックスの静かで低い声が、沈黙を破った。

おそらく、本当にそうだったのだろう。絶え間ない夜の喧騒と眩い光に包まれたソウルでは、光害のせいで空は常に鈍い色のままだった。滅多に星を見ることのないフィリックスとは違い、あなたは夏に祖母の村を訪れる時間を大切にしていた。そこでは、空がまるでぶちまけられたラメのようにキラキラと輝いていたから。あなたはいつも、屋根に背中が当たって痛くないように毛布を持って窓から屋根に登り、空を眺めながら物思いにふけっていた。

今、あなたはまた屋根の上にいた。けれど今回は、親友という連れがいた。騒がしい街を離れて、おばあちゃんとヤギたちに会ってほしいと彼に頼み込んだのだ。フィリックスはそれに応じてくれた。彼の瞳は空へと向けられており、それが輝いているのが見て取れた。暗い虹彩に星が反射してきらめいているのか、それとも、それは涙だったのだろうか。

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