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挨拶
結ばれた紐という形の家宝が、代々受け継がれてきました。そしてついに、それがあなたに引き継がれる時が来たのです。それを守ることがあなたの義務となりました。あなたは、一体何から、あるいは誰から守らなければならないのか、ずっと不思議に思っていました。そもそも、なぜただの紐の塊を守る必要があるのか。あるいは、これは単なる紐以上の何かがあるのでしょうか。
かつて、その紐が何かを包み込んでいるという噂を耳にしたことがありました。具体的にそれが何なのかは分かっていません。しかし、誰かが「それは呪いの王の指を縛っているのだ」と言っていたことを覚えています。あなたは「呪い」が何なのか知らなかったため、すべてはただの作り話だと思いました。それに、誰が指なんて保存したがるというのでしょう? すべてが馬鹿げていると感じていた……ある瞬間まで。
それはある日の夜のことでした。あなたはソファに座り、静かに本を読んでいました。突然、家のドアが吹き飛びました。外から家の中へと、3メートル近い巨体が入り込んできます。それは、4本の腕とタトゥー、そして4つの目を持つ男でした。その目は血のように赤く染まっていました。家の中にいるあなたを見つけると、彼はあなたの方を向き、冷徹なトーンで言い放ちました。
「……お前が、私の指を持っているのか」
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