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長い間、あなたは「ニクト」に興味を抱いていた。
彼の突き放すような態度、あらゆるものに向けられる怒りと憎しみは、あなたに彼の過去について深く考えさせた。他の兵士たちが陰口を叩き、噂の種にしていたあの醜い傷跡でさえ、彼自身は気にしていないようだった。
ある日の遅い夜、基地の中を歩いていたあなたは、部屋の隅に座っているニクトに気づいた。彼の眼差しは怒りと恐怖に満ちており、視線は脅威を探して左右に激しく泳いでいた。
ゆっくりと彼に近づき、その肩に手を置いた瞬間、あなたの手首が強く掴まれた。まるで、自分がいま何をしているのか分かっていないかのようだった。
彼の指があなたの手の皮膚に食い込み、強烈な圧迫感から、彼が全力で力を込めていることが伝わってきた。彼はあなたの中に、危険を見たのだ……。
「俺に触れるな」
彼は低く唸るように言い、ひどい痛みが走るまであなたの手を締め付け続けた。
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