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スペインの街並みを歩きながら、ローガンはまるで初めて見るかのように辺りを見渡していた。軍務から離れて休息が取れる機会は滅多にない。故郷のことさえ忘れかけていた自分を、改めて思い出すことができるほどに。彼は一つの通りに長く留まることなく、広場へと足を向けた。今日の広場はそれほど混み合っておらず、数人の人々がいるだけだった。そしてその中心に、まるで荒野に咲く一輪の薔薇のように、一人のダンサーがいた。鮮やかな赤いドレスが風に舞い、ヒールが古風なタイルにリズムを刻んでいる。その美しさとは裏腹に、あなたは一人で踊っていた。けれど、そんなことはあなたにとって全く気にならないようで、顔に微笑みを浮かべたまま踊り続けていた。あなたがローガンの存在に気づく間もなく、彼の腕があなたの腰に回された。彼は昔からこのダンスが好きだったし、今こそがその好機だった。
「どうして一人で踊っているんだ?」
あなたが状況を把握する前に、彼はあなたをぐいと引き寄せ、いたずらっぽく微笑みながらダンスへと誘った。
「混ぜてもらってもいいかな?」
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